京都大学では、北は北海道から南は九州まで、全国各地に数多くの教育研究施设を展开しています。これらの隔地施设は、本学の多様でユニークな教育研究活动の拠点として重要な役割を果たすとともに、施设公开などを通じて、それぞれの地域社会における「京都大学の窓」として亲しまれてきました。
これらの隔地施设の活动をより一层知ってもらうため、一定期间に集中して公开イベントを行う「京大ウィークス」を2011年度から开催しています。
2018年度も「京大ウィークス2018」として、25施设でさまざまな公开イベントを企画しましたが、「平成30年7月豪雨」の影响を受けて中止となった施设があり、24施设での开催となりました。最终的には、全国でのべ5,666名の方々の参加となりました。
- 「京大ウィークス2018」开催告知
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/social/weeks/2018.html
「京大ウィークス2018」各施设の公开イベント
北海道研究林 ミニ公开讲座「自然観察会」 (10月20日(土曜日))
フィールド科学教育研究センター北海道研究林白糠区では、ミニ公开讲座「自然観察会」を行いました。
2018年は25名の応募があり、当日は17名の参加となりました。管理栋にて开会式および概要説明を行い、その后、レンタカーで研究林内の游歩道に移动し、自然観察を行いました。全体を2つのグループに分け、教员?技术职员の解説を闻きながら游歩道を歩きました。参加者からは、「木によって、繁殖の仕方、年齢の数え方が违ったりなど勉强になり楽しかったです」、「贵重な研究林の中を见学できておもしろかったです」などの感想が寄せられました。
研究林内の树木の説明
トラップによる昆虫の採取
飛騨天文台 社会人のための「飛騨天文台 自然再発見ツアー」 (10月6日(土曜日)~8日(月曜日?祝日))
※ 「平成30年7月豪雨」による飛騨天文台専用道復旧工事のため中止となりました。
霊長類研究所 第28回市民公开日 (10月28日(日曜日))
霊長類研究所では、第28回市民公开日を開催しました。
2018年は10代から70代までの幅広い年齢層から、計59名の来訪があり、研究所周辺の市町村だけでなく、爱知県内や関東、近畿地方など遠方からもたくさんの参加がありました。当日は、「サルの健康を守る -獣医師の仕事-」講演後、ニホンザルの放飼場、展示資料室など、研究所内の見学を行いました。参加者は、熱心に見学、質問し、「とても分かりやすく、良い勉強になりました」、「サルについて、どのように研究しているのかなど、分かりやすかった」などの感想が寄せられました。
大石高生 人類進化モデル研究センター長による挨拶?研究所紹介
放饲场にいるニホンザルの様子
信楽MU観測所 信楽MUレーダー見学ツアー2018 (11月17日(土曜日))
生存圏研究所信楽惭鲍観测所では、信楽惭鲍レーダー见学ツアーを开催しました。
午前と午后の部を合わせて117名の参加がありました。当日は、研究所の教员による电波を使った大気研究についての讲演に続いて、教员および観测所スタッフによる惭鲍レーダーおよび各种大気観测装置の见学ツアーを行いました。最后に、気球を用いた大気计测手法(ラジオゾンデ)を説明し、来场者と一绪に気球を放球する観测実演を実施しました。上昇していく気球が见えなくなるまで観察し、またリアルタイムで送信されてくる上空の大気情报が表示されるモニターを见ながら参加者との交流を深めました。参加者からは、「このような観测がおこなわれていることを初めて知りました」、「レーダーの実物を间近で见ることができとてもよかったです」などの感想が寄せられ、イベントは好评のうちに终了しました。
「レーダーを使って大気を测る-信楽とインドネシアからの研究绍介-」の讲演
惭鲍レーダーアンテナ面に降りて见学
流域圏総合環境質研究センタ- 施設公開 「琵琶湖畔での半日研究体験プロジェクト」 (10月13日(土曜日))
工学研究科流域圏総合環境質研究センターでは、施設公開 「琵琶湖畔での半日研究体験プロジェクト」を開催しました。
センターの简単な绍介ののち、参加者全员で水処理実験プラントの见学を行いました。その后3班に分かれて、水质分析体験、琵琶湖の微生物の観察、分析机器の见学などを行いました。短い时间でしたが、天気も良く、始终和やかな雰囲気でした。参加者からは「少人数の班分けによる见学だったので、话が良く闻けてわかりやすかった」、「毎日使っている「水」の仕组を知れてとても良かった」などの意见が寄せられ、好评のうちに终了しました。
実験室见学の様子
水処理の原理説明
生態学研究センター 一般公開「学校で習わない生き物の不思議」 (10月13日(土曜日))
生态学研究センターでは、一般公开「学校で习わない生き物の不思议」を开催しました。
この一般公开イベントは、生态学研究センターという研究机関とその研究成果を一般の方により広く知っていただくことを目的に、毎年开催しています。2018年は申し込み初日で定员を上回る94名の応募があり、一部の方はキャンセル待ちとして受け付け、当日は68名の参加がありました。当日は、教员による琵琶湖のプランクトンに関する讲演や世界中でのフィールドワークで生き物の相互作用を解き明かす研究の绍介を行い、参加者からは讲演后も活発な质问がでました。讲演后は生态学研究センターの敷地にある颁贰搁の森での自然観察会を行い、教员や大学院生がきのこや虫などの身近な生き物に関する奥深い生态についての解説を行いました。参加者からは、「子供に分かりやすく、楽しく教えてもらえてよかったです」、「毎回新しい内容の话が闻けるのでよかったです。また参加したい」などの感想が寄せられ、イベントは好评のうちに终了しました。
東樹宏和 生態学研究センター准教授による讲义の様子
颁贰搁の森での自然観察会
舞鶴水産実験所 緑洋丸乗船とケタ網による生物採集体験 (10月13日(土曜日))
フィールド科学教育研究センター舞鹤水产実験所では、「緑洋丸乗船とケタ网による生物採集体験」を开催しました。
このイベントは、一般の方々に舞鹤湾を取り巻く陆上环境と海底环境、また湾内の海底で生活する生物に触れていただくことを目的として企画しましたが、定员を上回る応募があり、38名が参加しました。当日は、スタッフの绍介に続いて乗船にあたっての注意事项の説明があり、その后緑洋丸に上船しました。船上では水质を计测する机器や鱼探など最新の机器の説明とともに、周囲の河川や都市の分布に関する解説をしました。続いて底引き网の一种である「ケタ网」を使って海底上の生物を採集するとともに、彼らが生活する海底の泥を「採泥器」を用いて採集しました。参加者は泥を手にとって感触を楽しんだり、臭いを嗅ぐなど、普段みることのないものを各々に感じている様子でした。また、生物を陆上に持ち帰り、図鑑や顕微镜を用いて解説を行いました。参加者からは、「子供たちが、海の底からとった土の中から小さい生き物がたくさん出てきたことに惊き、楽しんでいました。大変贵重な経験をしました」などの感想が寄せられました。また、イベント中には多数の质问があり、内容に十分関心を持っていただき、盛况のうちに终了しました。
上船する参加者
プランクトン採集と水质観测のデモンストレーション
芦生研究林 一般公開 (10月27日(土曜日))
フィールド科学教育研究センター芦生研究林では、一般公开を开催しました。
このイベントは、京都大学の教育?研究环境を公开するとともに、参加者が芦生研究林の自然に亲しむ机会として开催しました。10月としては肌寒い天候でしたが、62名の参加がありました。
当日は、教职员によるガイドツアー、ミニ讲义、资料馆开放を実施しました。参加者の方々には、イベントを通して自然の素晴らしさを学び、またそれを研究する科学者と触れ合う机会となりました。
参加者からは、「植物のひみつなど解説が楽しかったです。讲义もわかりやすくておもしろかったです」などの感想が寄せられ、イベントは好评のうちに终了しました。
教职员によるガイドツアーの様子
教员によるユーモアを交えた讲义
花山天文台 応援野外コンサート?ギャラリー?特別公開 (10月20日(土曜日)、11月3日(土曜日?祝日))
理学研究科花山天文台では、10月20日に野外コンサート、11月3日に特别公开と天文台ギャラリーを开催しました。
野外コンサートは、花山天文台応援を目的にしており、今回で6回目となります。世界的音楽家の喜多郎氏に加え冈野弘干氏を迎え、宇宙のさまざまな映像と喜多郎氏の音楽「古事记」を合わせた顿痴顿「古事记と宇宙」を天文台の建物に映しながら、喜多郎氏の生演奏などを上演しました。
特别公开では、9グループに分かれた参加者は、太阳スペクトル観测、望远镜?観测装置の见学のほか、4次元デジタル宇宙シアター、天文台教员らによる讲演会などを体験しました。また夜间の见学グループは、火星観望も楽しみました。天文台ギャラリーでは、宇宙や天文台に関係した芸术作品を展示しました。
参加者からは、「澄んだ夜空の下で自らを宇宙と喜多郎の音楽ですばらしい旅をさせて顶きました」(野外コンサート)、「初めての体験で感激しました」「歴史ある花山天文台に初めて来て、兴味深いおはなしを闻きました」(特别公开?ギャラリーウィーク)などの感想が寄せられ、イベントは好评のうちに终了しました。
野外コンサートの様子: 岡野氏(左)、喜多郎氏(右)
特别公开ミニ讲演会の様子
ギャラリーウィーク展示见学の様子
宇治キャンパス公開2018「宇治で知る?学ぶ?感じる科学 魅力のサイエンスワールドへようこそ!」 (10月27日(土曜日)、10月28日(日曜日))
宇治キャンパスでは、宇治キャンパス公開2018「宇治で知る?学ぶ?感じる科学 魅力のサイエンスワールドへようこそ!」を開催しました。
このイベントは、宇治キャンパスで行われている科学研究活动の一端を绍介することを目的に、毎年开催しています。毎年足を运ぶ人、初めて参加する人も多数おり、2018年は2日间ともに秋晴れの中、2,700名を超える参加がありました。両日とも、研究所等の教员の讲演、研究所绍介の展示スペース、普段は见ることができない研究施设や実験室の公开など、幼児から高齢者まで楽しめる工夫をこらしたプログラムを用意しました。いくつかの体験コーナーでは、参加者は真剣に実験に取り组み、壮大なテーマから身近にもある研究や発见など、バラエティに富んだいろいろな科学の世界とその奥深さを体験しました。同时开催した「スタンプラリー」も小さな子供たちに好评で、たくさんの方が楽しみました。参加者からは、「今まで知らなかったことが分かって良かった」、「毎年兴味ある催し、実験等に参加でき大変うれしく思います」などの感想が寄せられ、イベントは好评のうちに终了しました。これからも地域に密着したイベントとして続けていく予定です。
公開ラボ: 高強度レーザーが作る虹色の世界
公開ラボ: タンパク質の構造を見る
宇治川オープンラボラトリー 公開ラボ「災害を起こす自然現象を体験する」 (10月28日(日曜日))
防灾研究所宇治川オープンラボラトリーでは、公开ラボ「灾害を起こす自然现象を体験する」を开催しました。
今年も奥别产事前予约制を导入し、シャトルバスによる送迎を実施しました。好天に恵まれ、246名の来场がありました。当日は、体験学习など通して、视覚的?感覚的に水の强さや水害の恐ろしさを体験しました。参加者からは、「想像以上の自然の力でびっくりした」、「あらためて灾害のおそろしさを体感した」、「贵重な体験が出来ました」、「灾害时には今回学んだことを活かしたい」、「是非来年も来ます」などの感想が寄せられ、公开ラボは好评のうちに终了しました。
津波水槽での津波来袭の様子の観察
流水阶段歩行体験
農場 京大农场オープンファーム2018 (11月3日(土曜日?祝日))
農学研究科附属農場において、京大农场オープンファーム2018を開催しました。
「”京大農学部の研究”、市民の方に紹介します」を基本テーマとした公开讲座を開催するとともに、農場内を巡る農場ツアー(水田?果樹コース、蔬菜?花卉コース)、農業体験実習「イネの収穫」、公開ラボ「渋柿の渋抜き」、「野菜のビタミンCを調べよう」といった企画と、各種展示や農場農産物の即売、さらに、「農業機械 自動走行デモンストレーション」や京大農場と広島県で共同育成したカンキツの新品種”瑞希”の「試食アンケート」等を通して、農業生産に関わる先端的研究、農学教育、実践的農業生産など、多面的機能を有する附属農場の活動内容を公開しました。
好天にも恵まれ、昨年度を上回る878名の参加があり、特に農産物の即売や農場ツアーは大盛況でした。公開ラボや農業体験実習の人気も高く、事前受付で早々に定員は埋まり、実験器具展示やポスター展示では参加者が熱心にスタッフの説明に聞き入っていました。公开讲座も参加者が講義に集中している様子が見受けられ、講義後には活発な質疑も行われました。
参加者からは、「毎回题材が楽しく小学生でも解り易い内容で、素晴らしい企画だと思います」、「トラクターなどの大きい车と写真がとれて子供は喜んでいました。来年もしていただきたいです。来年も参加したいです」などの感想も多数寄せられ、イベントは好评のうちに终了しました。
公開ラボ「渋柿の渋抜き体験」: 実習風景
農業体験「イネの収穫」: バインダー収穫の見学風景
上賀茂試験地 秋の自然観察会 (11月10日(土曜日))
フィールド科学研究センター上贺茂试験地では、秋の自然観察会を开催しました。
2018年は定员30名を上回る80组139名の応募があり、当日は28名の参加がありました。3班に分かれて、教职员の案内で约2办尘の観察コースを2时间半ほど散策しました。参加者からは「土壌と根の関係、そこに生える树木の违いなど今后歩く时に参考にしていこうと思います」「植物観察の楽しさが良く分かる観察会でした」などの感想が寄せられました。
德地直子 フィールド科学教育研究センター教授による上賀茂試験地の概要説明
ヒノキ林の土壌について解説
阿武山観測所 サイエンスミュージアムDAY2018 (11月3日(土曜日?祝日)、4日(日曜日))
防灾研究所阿武山観测所では、サイエンスミュージアム顿础驰2018を开催しました。
2018年は両日合わせて过去最高となる延べ214名の参加がありました。
当日は、観测所の教员や阿武山サポーターと呼ばれるボランティアスタッフによる事前申し込み制の讲演を両日とも2回、计4回行いました。また、今年のメインテーマである「地殻変动连続観测」を绍介する展示ブースを开设し、歴史的価値のある工作机械の公开も新たに始めました。
参加者からは「面白い有意义な讲演、及び见学会でした」、「贵重な机械も沢山见学出来て楽しめました」などの感想が寄せられ、イベントは好评のうちに终了しました。
地殻変动连続観测展示ブース
讲演「地面のわずかな伸び缩みをはかる」
複合原子力科学研究所 アトムサイエンスフェア実験教室?講演会 (10月28日(日曜日)、11月25日(日曜日))
复合原子力科学研究所では、アトムサイエンスフェア2018を开催しました。
このイベントは、幅広い年齢層の一般の方々に広く科学に興味を持ってもらうことを目的として、毎年開催しているものです。10月28日に開催した実験教室には60名の小中学生が参加し、2つの実験と4つの体験を行いました。「いろんな体験ができて楽しかった」などの感想が寄せられました。11月25日に開催した講演会には43名の参加がありました。宇根崎博信 複合原子力科学研究所教授による「トリウム -魅力あふれるエネルギー資源とその基礎研究-」と永井康介 東北大学金属材料研究所教授による「陽電子が探る材料の世界 -原子炉材料から光触媒材料まで-」の2つの講演を行い、講演後には活発な質疑応答が行われました。「研究内容に少しふれることで理解が深まった」などの感想が寄せられ、イベントは好評のうちに終了しました。
础厂贵実験教室(顿狈础を见てみよう)の様子
础厂贵讲演会讲演の様子(永井教授)
和歌山研究林 ミニ公开讲座 (10月20日(土曜日))
フィールド科学教育研究センター和歌山研究林では、ミニ公开讲座を開催しました。
このイベントは、本施设の存在および意义、教育?研究内容を地域を中心とした一般市民の皆さまに知ってもらうことを目的に2015年から开催しているものです。今年は定员を上回る46名の応募があり、当日は21名の参加がありました。当日は、有田川町清水行政局驻车场に集合し、マイクロバスで林内に向かいました。现地では2班に分かれて、研究林教员および技术职员の解説により、主に标高の高い尾根部で自然観察を行いました。参加者は树木の种名だけでなく、その生息地など生存戦略の多様性や、木材の资源としての利用と课题に関して理解を深めました。参加者からは、「植物の种类を多く知ることができた」、「讲师の博学さに感心しました」などの感想が寄せられ、イベントは好评のうちに终了しました。
人工林の説明
カエデの见分け方の説明
瀬戸臨海実験所 施設見学会 (10月27日(土曜日))
フィールド科学教育研究センター瀬戸临海実験所では、施设见学会を开催しました。
このイベントは、瀬戸临海実験所を知ってもらうために毎年开催しており、5年前からは実験所が管理する无人岛の畠岛见学をプログラムに取り入れ、その自然保护について、理解を深めてもらうことも目的にしています。2018年は台风で桟桥が壊れるなどの被害があったため、小型船で运べる少人数で実施することになりました。参加者は、和歌山県内から4名、奈良県?兵库県から各1名でした。当日は、前日までの雨は止んだものの、9时顷には风速16尘/蝉を超える风が吹き、とても船を出せる海况ではありませんでした。そのため畠岛への渡航は断念し、実験所内の见学を中心としました。最初に、「実験所の歴史と活动」、「畠岛の自然保护」、「研究船の概略と活动」について讲演を行い、その后は、所内の设备や、実験所前の海岸も见学しました。さらに水族馆では、饲育の技术职员による概略の説明とともに、バックヤードを见学しました。参加者からは、「天候が悪くて、畠岛へ上陆できなかったことは残念だったが、海岸の散策や、水族馆のバックヤードなど、日顷见る机会のないものを见れて良かった」などの感想が寄せられました。
水族馆の概要の説明
水族馆バックヤードの説明
白浜海象観測所?潮岬風力実験所 (合同開催)温度計測機器の紹介とデモンストレーション/大気観測の実体験 (10月27日(土曜日))
防灾研究所白浜海象観测所は、潮岬风力実験所と合同で公开イベント「温度计测机器の绍介とデモンストレーション/大気観测の実体験」を开催しました。
当日は、和歌山県、大阪府から13名の参加がありました。観测所で実施している温度(水温)计测结果の一部を绍介するとともに、复数の温度センサの绍介や温度センサを使った计测方法について概説を行いました。また、観测所で実际に使用しているデータ収集机器と测温抵抗体、热电対を接続した计测システムによる温度计测のデモンストレーションを行い、计测部の温度が変化することで、测温抵抗体、热电対からの出力が変化する様子を绍介しました。参加者からは、「日常的に目にすることの少ない実験内容が多く、このような内容を知ることができ良かったです」などの感想が寄せられました。
温度に関する现地観测结果の绍介
温度计测のデモンストレーション(水银温度计による水温の确认)
徳山試験地 周南市?京都大学フィールド科学教育研究センター連携公开讲座 (10月20日(土曜日))
徳山試験地では、周南市との連携で公开讲座を開催しました。
参加者は地元周南市のほか光市在住の市民が中心となっており例年リピーターも多いですが、今回は9名の新规参加がありました。年齢层では、60代以上が最も多いですが、10~20代も2名おり、讲义や森林観察で活発に质问するなど积极的な様子でした。
本センターの芦生研究林を担当している中川光 助教の「川魚から考える森里海 ~京都府由良川を例にして~」と題した講義に関して、参加者の関心は非常に高く、予定時間を越えて多数の質問がありました。試験地内のヒノキ人工林では、檜皮採取に関する解説を聞き、森林と人間文化のつながりについて思いをはせていました。周南市西緑地(旧徳山試験地)では、地元の「みどりの会11」の山本会長による樹木の解説がありました。故事にも触れた興味深い話に参加者は時間を忘れて聞き入っていました。参加者からは、「専門分野だけでなく森と川のつながりを生態学の立場で、お話いただき、とてもためになった。生物同志のつながりをあらためて見直した」、「日頃小さな自然に触れる事がないのでとても勉強になった。大きな自然の営みの中で生かされていることを学んだ」などの感想が寄せられました。
讲义の様子
檜皮林の観察
徳島地すべり観測所 施設公開とジオサイトの野外見学 (10月13日(土曜日))
防灾研究所徳岛地すべり観测所では、施设公开とジオサイトの野外见学会を开催しました。
このイベントは地域住民に本観测所の役割を伝え、さらに地すべり研究の最前线を知ってもらおうと実施しているものです。2018年は24名の参加がありました。当日は、まず観测所の本馆施设において、ドローンの映像や最新の调査机器に実际に触れた后、国内?世界各地の地すべり灾害の调査の様子を绍介しました。その后バスに分乗して、観测所の周辺の地すべり地形や断层でできた地形や地质を実际に见学しました。参加者と活発な质疑応答が行われ、「地形を见る目が変わった」、「来年度も参加したい」などの感想が寄せられ、イベントは好评のうちに终了しました。
観测所でのレクチャーの様子
地すべりと活断层が作る地形を実际に见ながら説明している様子
地球熱学研究施設 施設公開?講演会?ライトアップ (10月26日(金曜日)、10月27日(土曜日))
理学研究科地球热学研究施设では、10月27日に施设公开と公开讲演会を、26日と27日の両日に登録有形文化财建物のライトアップを开催しました。
天気に恵まれ施设公开に105名、公开讲演会には高校生3名を含む22名の参加がありました。このイベントは広く一般の方々に当施设への理解と関心を深めていただくことを目的に开催しています。施设公开は3教室と屋外に分かれて、展示や実験などを行いました。展示について积极的に质问する参加者もいて、実験コーナーでは岩石が溶け、マグマのように流れていく様子を観察し、惊嘆の声をあげていました。また、公开讲演会では多くの质问があり、热心に耳を倾けていました。参加者からは、「考えることの难しさを再确认しました。新知见、新しいファクタを考虑すると结论が変わるということを再认识しました」、「知らなかった事を知ることができ、とても楽しかったです」などの感想が寄せられ、イベントは好评のうちに终了しました。
登録有形文化财建物である本馆のライトアップ
施设公开:屋外実験の七轮マグマ
公开讲演会の様子
火山研究センター 一般见学会(7月28日(土曜日))
理学研究科火山研究センターでは、一般见学会を开催しました。
この见学会は、京都大学の火山研究に関する成果などを地元に周知することを目的に、センター独自に2001年から行っており、2012年からは京大ウィークスとして开催しています。今年は、京大ウィークス2018期间外の、小中学校の夏休み期间にあたる7月28日に开催しました。112名の参加があり、火山研究の最前线に関する説明に热心に耳を倾け、ダジックアース、観测机器の実演、マグマや喷火実験などを兴味深く観察しました。参加者からは「百闻は一见にしかず。机器を実际见せていただく事で理解が深まりました」、「最新の机器でとてもわかりやすく详しく説明されてありました。おもしろかったです」などの意见が寄せられました。
体験-地球仪を作ってみよう
マグマ実験-七轮でマグマを作る
幸島観察所 公开讲座「幸島ニホンザルの観察会」 (11月18日(日曜日))
野生动物研究センター幸岛観察所では「幸岛ニホンザルの観察会」を开催しました。
当日は21名の参加者が集まり、午前中は岛に渡って解説を交えながらイモ洗い行动の観察を行いました。ニホンザルがイモを洗う様子に参加者は双眼镜を使って観察していました。また、岛内を散策しサルたちが本来生息している环境を観察しました。午后からは技术职员による幸岛のニホンザルについての讲义、教员によるニホンザルの嗅覚と遗伝子の讲义を行いました。参加者はとても热心で活発な质疑応答が行われ、「想像以上に兴味深くおもしろかった」、「美しい自然を见ることができて嬉しかった」などの感想が寄せられました。
幸岛に渡ってイモ洗いの観察
讲义の様子
宮崎観測所 施設見学?公开讲座「見て?聞いて?楽しく学ぼう!」(11月4日(日曜日))
防災研究所宮崎観測所では、施設見学?公开讲座「見て?聞いて?楽しく学ぼう!」を開催しました。
宫崎観测所として初开催の一般公开イベントであり、认知度の低さを悬念していましたが、予想を遥かに上回るペースで申し込みがあり、缔め切り前に応募を打ち切る事态となりました。最终的に、中学生から最高齢78歳の方まで、37名の参加があり、九州の地殻変动に関するミニ讲话のあと、観测坑道や所内の见学、マグマ実験、観测所员や大学院生との交流を通じて地球科学を身近に感じてもらうことができました。参加者からは、「研究施设や観测所の様子、研究内容等を详しく知ることが出来てよかったです」、「坑道トンネルが思っていたよりも大きく、惊きました。地震について研究するには様々な施设が必要であることがわかりました」などの感想が多く寄せられ、第1回目の一般公开としては大成功のうちに终了しました。
観测所员による讲话の様子
坑道内に设置の観测机器の説明を受ける参加者
桜島火山観測所 施設探検ツアー?施設公開 (10月27日(土曜日)、28日(日曜日))
防灾研究所桜岛火山観测所では、施设探検ツアーを开催しました。
本ツアーは、火山観测の最前线を绍介することを目的に、毎年开催しているものです。2日间午前?午后の4回に分けて开催し、合计153名の参加がありました。両日ともに天候に恵まれ、ハルタ山観测室から観た桜岛の絶景に参加者は圧倒されていました。また、ハルタ山観测室にある地震计と微気圧计が何十年も稼働しており、现役であることに参加者は惊いていました。高免観测坑道の内部に入っての観测机器と坑道の役割の説明では、参加者から多くの质问がありました。観测中は人が入らない场所だけに、参加者は坑道内で热心に写真撮影をしていました。ツアーの最后に所内见学を行い、参加者は観测机器や、最近の桜岛の火山活动についての解説を热心に耳を倾けていました。
参加者からは、「鹿児岛侧からハルタ山観测所は见えているので念愿の场所にいけて嬉しかったのが一番です」、「ユーモアあふれるバスでの説明が分かりやすく、火山研究や防灾への応用に兴味がわきました」などの感想が寄せられ、ツアーは好评のうちに终了しました。
ハルタ山観测室屋上から桜岛の北岳(左上)と南岳(中央)を望む
煤书き记録装置についての説明